ある青年の死 #石郷岡病院事件 #隔離と身体拘束

  • 5 年前
2017年3月、“ある青年の死”をめぐる裁判の判決が下されました。それは、精神科病院に入院していた当時33歳の男性患者が、保護室で2人の病院職員から暴行を受けたのではないかとされる事件。准看護師が患者の頭を踏みつけたとされる監視カメラの映像が証拠として採用されたものの、1人は罰金刑、もう1人には無罪判決が言い渡されました。メディアは当時、不運な精神障害者が被害を受けた病院のスキャンダルとしてこの事件を報じました。しかし、監視カメラの映像は、暴行があったとされる行為の直前に、オムツを替えながら食事をさせられている様子もとらえていました。精神科医療の現場では、人の尊厳は無視されても“致し方ない”ものなのでしょうか?亡くなった患者の名前は陽さん。そもそも彼はどんな人生を歩んで精神科病院に入院することになったのでしょうか? 陽さんが初めて精神科病院にかかった時から事件までの日々をたどると、陽さんの身には、日本の精神科医療の課題が数多く降りかかっていたことが見えてきました。ディレクターが現場を訪ね歩き、"ある青年の死”を通じて、今の精神障害者をとりまく日本の現実を考えます。

◎弟のこと。~その陽はまだ沈まない~
大学生だった弟が精神科病院で処方された向精神薬で副作用に遭い、別の入院先である、石郷岡病院で職員に暴行されました。頚椎骨折・首から下が麻痺しました。タイトルは弟の名前から取りました 2014年4月28日15時永眠しました。2015年7月8日、容疑者2名が逮捕されました。
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