チェルノブイリ原発事故・汚染地帯からの報告 ① ベラルーシの苦悩

  • 12 年前
1986年4月に起きたソ連のチェルノブイリ原発事故で、国土の4分の1が放射性物質に汚染されたベラルーシ共和国。原発からの距離が15〜80キロの範囲に位置するホイニキ地区(日本の郡に相当)はその大部分が汚染地域となり、多くの村人が故郷を離れざるを得なかった。(注:ベラルーシで汚染地域と呼ばれるのはセシウム137で、1キュリー/平方km=37,000Bq/平方m以上のエリア)
しかし農場長(村長に相当)のニコライ・サドチェンコさん(65歳)は村に残り、この26年間、放射能汚染と格闘しながら農業の再生に取り組んできた。一方、汚染地域から避難した人々の中には、故郷を失った悲しみや移住先での差別にいまも苦しんでいる人が少なくない。故郷で死にたいと、全村避難した村に戻って暮らす老人たちもいる。
事故から26年、ベラルーシの人々はどのように放射能汚染と戦ってきたのか。農業再生に取り組んできたニコライさんと故郷を失った移住者たちの今を取材した。
http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2012/0916.html  

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