20140224シカが動植物園から逃げる 熊本

  • 10 年前
熊本市東区にある熊本市動植物園で飼育されているニホンジカ8頭が獣舎から逃げ出し、このうち3頭が見つかっておらず、動植物園は、園外に逃げ出したと見て、捜索を続けています。
熊本市動植物園によりますと、24日、午前7時前、ニホンジカが獣舎の外に出ているのを飼育員が見つけ、確認したところ飼育している22頭のニホンジカのうち、8頭がいなくなっているのがわかりました。
このうち4頭は園内で捕獲し、1頭は正午ごろに園の近くで見つかりましたが、残りの3頭は見つかっておらず、動植物園は、園外に逃げ出したと見て、職員などおよそ30人体制で捜索しています。動植物園によりますと、ニホンジカは、閉園後は獣舎の中の「寝室」と呼ばれる場所に移動させていますが、24日朝は、寝室の扉のうちの1つが開いていたことがわかり、シカは、この扉から逃げ出したと見られるということです。
この扉は、通常は、開園前にシカを寝室から獣舎内のほかの場所に移動させた後、飼育員が寝室の中を清掃する時だけ開けられるということで、23日作業をした時に、施錠ができていなかった可能性があるということです。
動植物園は、シカを目撃したら連絡するよう呼びかけるとともに25日も捜索を続けることにしています。
記者会見した熊本市動植物園の本田公三園長は、「大変ご迷惑をおかけして申し訳ございません。原因を詳しく調べたい」と述べ陳謝しました。
これを受けて熊本市教育委員会は、動植物園の付近にある東区の小中学校あわせて13校に対して、児童生徒にニホンジカに近づかないよう呼びかけることを周知しました。
これを受けて各小中学校は、担任が児童生徒に注意を呼びかけるなどしたほか、このうち泉ヶ丘小学校など小学校4校では、安全を確保するため、児童を教職員とともに集団下校させる措置をとりました。

02月24日 19時18分

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